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映画「 日日是好日 」を観たよ

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お茶の音。庭の音。静を聴こう。「 日日是好日 」

とてもよかった!! 特に、毎日の仕事、人間関係、そういった日常を取り巻く、すべてのモノに疲れている大人の人に見てほしい「 日日是好日 」!

 

素敵な解説文が公式サイトに載っていたので、拝借しちゃいます。

「雨の日は雨を聞く。雪の日は雪を見て、夏には夏の暑さを、 冬は身の切れるような寒さを。

五感を使って、全身で、その瞬間を味わう。

“お茶”の魅力に気付き、惹かれていった女性が体験するのは、 静かなお茶室で繰り広げられる、驚くべき精神の大冒険。

黒木華、樹木希林、多部未華子の初共演で贈る、 一期一会の感動作がここに誕生。」

 

だそうです!

森下典子さんのエッセイ?「 日日是好日  お茶が教えてくれた15のしあわせ」の映画化です。読んだことはないけども。

 

季節のように生きる「 日日是好日 」おはなし・・・

公式サイトにも、ほぼ8割ストーリーが書かれていますが…。

 

二十歳の大学生ノリコ(黒木華さん)が近所のお茶の先生、武田先生(樹木希林さん)の茶道教室に、いとこのミチコ(多部未華子さん)と一緒に通い始めたところから、お話は始まります。

ノリコは、理屈っぽくて真面目。そして、おっちょこちょい。

ミチコは、華やかで明るくて素直。なんでもそつなくこなしてしまう。

 

そんな同い年の二人が、ノリコの母の勧めで近所の茶道教室に通うことになりました。

最初は、お茶のお作法を覚えるのに精いっぱい。

なぜ?なぜ? なぜそうするの?

若い二人には、茶道の作法が謎だらけです。

 

何でもかんでも、意味や理由を求める若い二人に、お師匠さんはいいます。

「お茶って、そういうもんなの。」

まずは形を覚えて、自然に体が動くようになって、心が入ってくる。頭で考えるものじゃなくて、感じるもの。

 

その茶道教室で、ある日飾られていた掛け軸に書いてあった言葉が

「日日是好日」(にちにちこれこうじつ) 

若い二人には、なんとなく言葉の意味はわかっても、その時は、その言葉の意味を感じることはできませんでした。

 

徐々にお茶が好きになり、お茶の魅力にハマっていくノリコ。

一緒にお茶を始めたミチコは、就職して退職して田舎へ帰って結婚して、どんどん人生を進めていってしまう。それに対して、いつまでも宙ぶらりんのノリコ。

就職にも失敗し、恋愛にも失敗し、人生にはいろいろなことがあり傷つくこともたくさんあるけれど、

お茶を続けていくうちに、季節の移ろいに目を向け、風を感じ、自然の音を聴くことが出来るようになる。

そうして初めて、掛け軸の言葉の意味を感じられたのでした。

 

私は、お茶のお作法などは、一切わからないのですが、

映画鑑賞中、おそらくお茶をご存知のご婦人たちからは、若い2人がアタフタする様子に、ケタケタ笑い声が聞こえていたので、面白い場面は面白かったんだと思います(笑)

 

樹木希林さんが素敵すぎ!

もちろん女子大生ノリコ&ミチコ役の黒木華さんも多部未華子さんも、リアルで生き生きとしてて、とてもよかったです!

んが!

やはり、お茶の先生を演じる 樹木希林さんが、素晴らしかった。

佇まい、独特の空気感、そこに存在するのは武田先生に違いないというリアリティもあるのに、でもまぎれもなく樹木希林さんでもあり、

とにかくず~っと、縁側に座って庭木を眺める樹木希林さんを見ていたいなと思いました。まるで絵画のようでした。

もう彼女がこの世界にいらっしゃらないなんて、哀しいなぁ。

 

映像と音が素晴らしい!

出てくる場所も登場人物も、それほど多くありません。

茶道教室ですからね、無駄な家具など何もない、畳のお茶室。

最低限の茶道道具と、床の間には、その日の掛け軸などが飾られているだけです。

 

先生と生徒2人だけの空間は、静かで柔らかく暖かいシーンばかりです。

お茶をたてる樹木希林さんの様子が、それはそれはしなやかで不思議な空気に包まれていて、あのお茶室に自分もいたいなと思いました。

 

そして、音。

BGMは、お茶室のシーンでは、ほとんどなかったような・・・。気のせいかもしれませんが。

そのくらい「音」が大切な映画です。

 

ふくさをピンとはるときの音。着物がこすれる布の音。

お茶をたてるときの、茶筅の音。

冷たい水の音、お湯のわく音。夏のお茶、冬のお茶。

 

そんな音を聴くことも、お茶の作法。つまりすべての動きは静かに優雅に。

お湯の音と、冷たい水の音は、違うんだ! 

そういう一つ一つの気づきが、心を豊かにしてくれるんです。

 

お茶からは、大切なことが学べます。

少なくとも私は、この映画から学びました。

 

おもてなしの心。一期一会だと思って、その人にお茶を入れること。

お茶菓子も、季節のこと、食べる人のこと、お茶との相性、そういったものを考えつくして作ってくれているんです。

 

器もそう。

本物をたくさん見て、触れて、感じて、そうやって見る目を養うんです。

作る人は、使う人のことを、使う人は、作った人のことを思う。そういう関係性って素敵ですよね。

 

自然の音や香りに心を配り、季節の移ろいに敏感に暮らしていれば気づくはずのこと。

 

あぁ、梅にツボミがついてるなぁ。もうすぐ春だなぁ。

あぁ、雨だなぁ。カエルが喜んでるなぁ。

あぁ、今日はもみじの葉っぱが黄色っぽいなぁ。そろそろ秋だなぁ。

 

そう、毎日毎日どこかしら、何かしら、良いところがあるもんです。

日日是好日!

 

 

とにかく人間にしか気を配ってないと、ただただお互いに消耗するだけ。

私はもっと、心を贅沢に豊かに暮らしていきたいんだ、ということを再確認しました。

 

そのためには、やはり自然を愛でる心、芸術を愛でる心、自分の生活を大切にする心、なにより自分を愛でる心を持つこと。

もちろん自分勝手になるっていうわけではなくて、自分の健康に気を遣うことだとか、そういう意味で自分を大切にするってことだけど。

 

でも、そうすることで周りの人を大切にすることができるんじゃないかと思いました(´;ω;`)

 







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