ミナミヌマエビ シャカリキ小さなタンクメイト!
せっかくメダカを飼うなら、メダカだけを飼うよりも、水草で華やかに彩って、そして「タンクメイト」を入れてあげましょう。
タンク=水槽 メイト=友達
要するに、メダカと一緒に他の生き物を飼おうよ!ということです。
一般的には、メダカと一緒によく飼育されているのは貝類ですね。
鉢や水槽内のコケを食べてくれたり、メダカのフンや食べ残しなどを食べてくれるので水が汚れにくくなるなどの効果があるので。
種類も豊富で、水草を買うと、頼んでもないのに勝手についてくるスネール類をはじめ、ラムズホーンなどのオシャレなスネール、
見た目は地味だけど、水を浄化する作用(濾過摂食というらしい)があるアサリやシジミ、ヒメタニシなども人気ですね。
我が家でも、最近ヒメタニシを購入し、各ビオトープに投入しております。
その時の記事はここ
貝類と水草をたっぷり入れているだけでも、メダカを飼育する上で、十分な環境を与えることができるかもしれません。
でも、貝類って、そんなに見てても面白いものでもないですよね?
あんまり動かないし・・・。なんかウネウネしているし。
そこでメダカと相性のいいもう1つのタンクメイトをご紹介。
ミナミヌマエビ おススメです!
ミナミヌマエビ とは、
一生を淡水域で過ごす日本固有亜種のヌマエビです。
専門的なことは、ウィキさんにお任せ。ここ
我が家のミナミヌマエビ↑ ただの小さなエビ。
ここから先は、あくまでもメダカのタンクメイトとして飼う場合のミナミヌマエビの紹介です。
ミナミヌマエビだけ飼育したい人は、また別の情報が必要だと思われます。
我が家のミナミヌマエビとヒメタニシの様子です。
よく動くので、なかなか写真が撮れません(-_-;)
見た目は、ただのエビです。小さなエビ。
ミナミヌマエビの特徴
☆大きさは、オス=約2センチ。メス=約3センチ程度。
☆寿命は、約1年程度。
☆寒暖差には、そこそこ強い。1~30度は許容範囲。
四国地方の我が家では、冬も屋外で越せてます。でも夏は、日陰を作ってあげないと無理!ゆでエビになるよ!
☆水質変化には、あんまり強くない!
☆保護色!
黒っぽい鉢に入れているミナミヌマエビは、黒っぽい体をしていますが、白い発泡スチロールに入れているミナミヌマエビは、透明です。
☆メスは、年に1~数回、産卵する。
その後、力尽きてしまうようです( ;∀;)
☆メスは、おなかに卵を抱えて育て、子供たちは卵の中である程度大きくなってから、稚エビの状態で、ぴょこんと生まれてくる。
サイズが小さいので、コケ取り要員お掃除要員としての効果は絶大とは言えないですが、
ちびちびシャカリキに動いている様子は、水槽のにぎやかし部隊としては絶大の効果を発揮します(笑) 見てて楽しい!
↑ なぞのドラムライン。
☆一生を淡水の中で過ごすので、メダカの鉢の中で繁殖し、世代交代が行われる!
彼らの個体としての寿命は1年程度だそうですが、環境さえ整っていれば、次世代がどんどん育つので、いなくなった感はしません。
これが、同じくメダカのタンクメイトとして人気のヤマトヌマエビとの大きな違いだそうです。
ヤマトヌマエビは、稚エビの時に1度海へ出るタイプのエビなのだそうです。だから増やせない。
メダカと一緒では、海へ行けないもの。
ミナミヌマエビの飼い方
まずは、手に入れましょう。
ペットショップでも売っているし、田舎にお住いの方は、お近くの小川などをガサゴソしてみれば、手に入るかもしれません!
私は、ネットで購入しました。
こんなんで届きました。↑
ネコチェック。
2016年の11月くらいに、試しに50匹ほど購入。
大小さまざま入っていたので、大きいのは各メダカのビオトープにいれて、小さいのは発泡スチロールに、小メダカとともに入れて冬を越しました。
春が来て、ビオトープに入れたエビちゃんたちは・・・
はっきり言って水草などで全然姿が見えなかったのだけど、なんだか少なくなっているような気がしたので、
2017年の5月に、さらに100匹ほど購入しました(笑)
それ以降は、順調に各ビオトープ内で数を増やし、2018年の4月。
どのビオトープも水替えの時に、エビたちを捕まえるのに苦労しすぎるほど増えていました。もはやエビパラダイスです。
ミナミヌマエビのエサは?
メダカのタンクメイトとしてミナミヌマエビを飼う場合は、特にエビのためにエサや世話が必要ということは、ないと思います。
勝手にコケや水草、メダカの食べ残し、フンなどを食べてくれます。
※立ち上げたばかりの水槽やビオトープ内には、十分なエサがないかもしれないので、そんな場合は、市販のエビのエサなどを少しあげてくださいな。ホウレンソウなんかも食べるみたいです♪
大きさ的にも、メダカに食べられることはあっても、ミナミヌマエビがメダカを食べることはないです。
メダカの卵を食べるのではないか?という説もありますが、どうだろう?
例えば、受精卵でなくて腐ってしまった卵などは食べているようですが、それ以外は、ちょっとわかりません。食べるという人もいるし、食べないという人もいます。
水草は必須!
ビオトープ化して飼っているのなら、水草類も一緒にいれていると思いますが、メダカのためだけでなく、エビたちのためにも水草はあった方がいいです。
できれば、水中でも葉っぱがボーボーのやつ。ウォーターバコパなどが良いですね。
エビたちのオヤツにもなるし、エビたちが捕まって移動するのにも、隠れたりするのにも便利です。
特に、ミナミヌマエビを増やしたいのなら隠れ場所として水草は絶対必要です!
ミナミヌマエビの稚エビが、可愛い。
冬が過ぎ、気温が十分に暖かくなり、水の環境が整っているなら、ミナミヌマエビは勝手に増えてくれます。
いつの間にか、小さいエビが、あっちでウロウロ、こっちでウロウロしています。
え?まゆげ?
この牛の素焼きのプランタは優れモノ!
目や鼻の穴が出入り口と化して、エビの巣へと大変身!
こんな風に!
生まれたての稚エビは2ミリ程度しかないので、メダカに見つかると食べられてしまいます。エビを増やしたいなら隠れる場所が必須です!
そうして、稚エビたちは脱皮を繰り返しながら大人のエビへと成長していきます。
時々、水の中で透明のエビを見つけたら、それはきれいにスッポーンと抜けた抜け殻だったりします。
オウムの抜け殻を思い出しますね。(風の谷のナウシカの話)
ビオトープの葬儀屋さん
ミナミヌマエビは小さいので、1個体のお掃除力は大したことはないですが、ある程度、数が増えればお掃除効果も上がります。
もはやエビパラダイスの我が家では、例えば、同じビオトープ内にいるメダカが死んでしまっても、いつの間にかエビがきれいにしてくれています。
自然の中では、そういう循環がなされているわけだから、最近の私は、エビたちにメダカの葬儀をまかせています。
メダカが死ぬ→エビやバクテリアなど小さな生き物が、それを食べて元気になる→水きれいになる→ほかのメダカも元気になる
つまりは、そういうこと。
「わかったかな?」byミナミヌマエビ
ミナミヌマエビ まとめ
ビオトープのにぎやかし要員。シャカリキに動く様子が面白い。
稚エビが、可愛い。
お世話も簡単。
メダカを飼っているだけでは感じられない自然界の循環。
サークルオブライフを感じたい場合は、ぜひミナミヌマエビも一緒に飼ってみてね☆