水生植物「 ウォータークローバー 」紹介
メダカや金魚を飼うときには是非とも一緒に育ててほしい水生植物。
水草とも呼ばれる水中で育つ植物です。
メダカの隠れ家にもなるし、植物は水の汚れをろ過する効果もあるし、キレイな花を咲かせるものも多くて、池を華やかにしてもくれます。
そんな植物を1つ1つ紹介していくコーナー。第2弾!
幸せ「四つ葉」のウォータークローバー
クローバーと名前はついているものの、よく野原で見かけるシロツメクサとは違います。
ウォータークローバーは、デンジソウ科に属しているようです。
漢字では「田字草」。あまりにも似ていないけどシダ植物の一種だそうです!
まぁその、学術的なことは全くわかりませんが、
とにかく、姿がかわいいの!
こんな風に、ぷかぷか水に浮かぶ葉っぱが全部「四つ葉」なんです。
野原のクローバーは、基本三つ葉なので、子供のころは血眼になって「四つ葉のクローバー」を探したものですが、ウォータークローバーは基本が四つ葉です。
フレッシュグリーンの四つ葉が水面に広がる様子は、とてもハッピーです☆
黄色いのは、古くなった葉っぱです(-_-;)
「 ウォータークローバー 」の育て方
まず、お店で買って手に入れましょう。ネットでも買えるよ。
メダカや金魚を売っているお店とか、大きめの花屋さんなどで売っていると思います。
ホテイアオイほど一般的に売ってないし、それほどお安くはなくて、1鉢500円~ といったところでしょうか。
育て方は簡単。
☆日当たりのよい場所が好み。
☆夜には葉っぱをたたんで、お休み。
☆冬は枯れてしまいますが、また春になると伸びてきます。
私は、今年2017年の春に育て始めたばかりなので、冬の様子はまだ見てないのだけど、水中まで凍るような状況にでもならない限りは大丈夫そうです。
(追記)
2017年の春に購入し、その冬には確かに茶色く枯れてしまいました。
四国地方には非常に珍しく、雪の多い冬でしたが、メダカのプラ舟や鉢に入れっぱなし&屋外放置しておいた結果、2018年(4月現在)には、また小さなグリーンの四つ葉が出てきております。
ほったらかしでも越冬できるみたいです(*’▽’)
☆水の中でも、外でもOK。
鉢植えにして、浅い水に鉢の部分だけつけて葉っぱは地上に出して育ててもよいし、完全に鉢を水中につけてしまっても大丈夫です。
うちはメダカのいるプラ舟に入れているので、鉢部分は完全に水につかっています。そして、プカプカ四つ葉だけを水面に浮かせています。
鉢から水面までが遠ければ、それだけ長く伸びるみたいですよ。
とにかく伸びる!増える!ウォータークローバー
春に買ったのは、たったの1鉢。新たに作ったメダカのプラ舟池に入れていました。
すると、ポコポコと四つ葉がどんどん増えていき、かわいいなかわいいな(^^♪と思っているうちに、プラ舟中に広がっていきました・・・
そして、株分けしてみました。全くの素人でしたが、とりあえず根っこがついてるところを鉢に入れておけば行けるだろう(^^♪というテキトーさで。
牛さんの植木鉢にも株分けして、白メダカのビオトープに沈めました。
すると、目から新芽が出てきました(笑)
どんどん出てきました( ´艸`)
もはやホラー((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
どんな隙間も逃さない自然の力。このように、とにかくすぐに増えます!
日当たりがあることと、やはりメダカなどと一緒に育てると、相乗効果もあるような気がしますね。
ウォータークローバー どんなふうに増えるの?
株分けをしても、鉢植えに収まっているうちは良いほうで、基本的には、どんどんどんどん横へ横へと広がっていきます。
(2017年9月現在)
稚魚を入れているプラ舟の様子です!
株分けしたウォータークローバーの鉢植えはプラ舟上部の真ん中の白い鉢です。そこが始まりで、ぐるりとプラ舟を一周してしまいそうな勢いで広がっていました。
特に、そこに赤玉土を敷いているので、しっかりと根を張りながら伸びていました。
どうなってるのか、観察。
プラ舟中に伸びていたのは、↑ 鉢の中のこの1本が始まり・・・。
1本の横へ横へと伸びていく「くき」?
何と呼べばいいのかわからないけど、その横へと伸びる1本から、葉っぱが縦にニョキニョキ伸びています。
そして、葉ができたのと同じ部分に根っこができ、葉とは逆に伸びていくようです。
ちょっと見えにくいけど、↓ 伸ばしてみました。
右が鉢。そこから、伸ばすこと、1・5メートルくらいかな。これでも、先の30センチくらいは引きちぎった後です。
柄杓と比べてみましょう。
幅45センチくらいの小さいプラ舟の中で、壁面を這うようにして伸びていき、この長さなので、もっと大きなプラ舟の中だったら、もっともっと伸びていくと思います!
ただ、伸びていく進行方向にある葉が新しく、そもそもの鉢植えのほうがどんどん古くなっていくのが難点です。
しまいには、スタート地点からは全く新しい葉が出てこなくなり、結局、新しい葉っぱのついた部分を植え替えることになります。
伸びてきたら、株分けしよう
伸びに伸びるウォータークローバー。先のほうに行くほど新しいので、色も濃くてフレッシュです。
横へ横へと伸びた「くき?」を、適当な位置で引きちぎって、鉢植えにすれば株分け終了です。簡単簡単。
メダカとの相性は?
植物的には、メダカや金魚などと一緒に育てていると、メダカや金魚の糞などが栄養になって、元気に育ちます。
でも、ウォータークローバー は、ホテイアオイのように、隠れ家になったり卵を産み付けたりできるような立派な根っこがあるわけでもなく、水中にあるのは、ヒョロヒョロの「くき」みたいなものだけ。
水面には四つ葉がプカプカ浮いていますが、水中のメダカに、どんな影響があるのかは、謎です(笑) 日陰くらいにはなるかしら。
ただ、水面を上から見る人間は、
四つ葉のクローバーの間をスイスイ気持ちよさそうに泳ぐメダカを見ると、とてもハッピーな気持ちになりますよ。
夏は涼し気だし。
そういえば、
古くなって茶色く枯れてきたウォータークローバーの葉っぱは、ミナミヌマエビが食べてくれているようです。好物なのかどうかはわかりませんが・・・。
まとめ
ウォータークローバーは、育てるのは簡単です!
ただ、成長が早いし半端なく伸びるので、世話は焼けます(笑) でも、伸びたら伸びた分、株分けも簡単なので、増やすのも簡単です。
1鉢買うだけでOK!
フレッシュグリーンの四つ葉が、ぷかぷか水面に浮かんでいる様子は、本当にかわいくて「幸せの四つ葉のクローバー」体験ができますよ(^^♪
室内で、ガラスの大鉢で育てたりするのもオシャレかも。
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