さて、生き物と野菜ミックスばかりのブログに成り果てつつあるので、たまには別の事も。
2017年の7月10日(日)に梅田芸術劇場にて、みてきましたー!
お昼の部。
ミュージカル 『グレート・ギャツビー』
『華麗なるギャツビー』というフィッツジェラルドの本が原作です。何度か映画化もされている有名なストーリー。
私もその昔、レオナルド・デカプリオが演じていた映画版は観た記憶はあるんですけど、全然内容とか覚えてなくって!
ギャツビーがグレートなんだろうな!
という程度の認識で観に行ったら、
別にグレートでもなけりゃ、ギャツビーですらなかったやん!?
というのが、感想です(笑)
ストーリー(ねたばれ含む)
禁酒法時代のアメリカ。 ニューヨークにお家を買った真面目で優しい銀行員ニックは、毎晩パーティをしているお隣の大富豪ギャツビーとお友達になる。
ギャツビーは、彼らの家とは対岸にある屋敷を毎晩のように眺めている。そこは、ニックの美人のイトコのデイジーとその夫が住んでいるお屋敷だった。
実は、ギャツビーとデイジーは、その昔、恋に落ちた仲だった。
でも、どこの馬の骨かも分からない一兵隊ギャツビーと、上流階級のお嬢様デイジーとの格差婚が許される時代でもなく、デイジーの母親が、ギャツビーの素性を調べ、ウソだらけの経歴をバラされたくなければ、娘には近づくな、手紙もダメ!と、ギャツビーに約束させていたのだった。そして、彼は出兵していった。
それを知らないデイジーは、待てど暮らせど手紙の返事も来ないし、彼の行方も分からない・・・悶々としたまま時すぎ…
デイジーは結婚し、子供もできた。しかし、旦那は不倫中。けして幸せではない生活を送っていた。
そんな時に、いとこのニックを介して、ギャツビーと再会したのだった!恋の炎が燃え上がらないわけがない!
でも、あの時の若いだけの2人では無かったのです・・・。
ま、そんなこんななお話です。
感想は・・・
ギャツビーは、優しい野心家という感じでしょうか。
貧しい田舎町の青年がのし上がるには、なりたい自分になるには、ウソも使いこなさないといけなかったのでしょう。
最終的に、
デイジーが一番ひどいヤツじゃない?
と、すでにけっこうな大人である私は思いました。いや、本当に。
今回のミュージカル版に関しては、デイジーとギャツビーの恋の部分にフォーカスされていたようですね。
実は、よく分からないんだけど・・・
なぜ、よくわからないか?観てきたのに?
それはね、
前の人の頭で、肝心の舞台の真ん中が、まったく見えなかったから!!
なーんとなく、ざっくりとはストーリーを追えたけども、なんせミュージカルなので、セリフもだいたい音楽仕立て!
さらに、その音楽も馴染みが無かったもので!
観劇とは・・・
私は地方在住ですので、そうそう何度も何度も「観劇」に行くということが出来ません。
田舎には大きな舞台やミュージカルを開催できるホールのようなものが無いのと、そもそも人口が少ないので客が見込めない・・・というのが理由でしょうか、 まず大きな舞台が来ない!!だから、都会へ見に行くしかない。
舞台を見るために、高速バスに乗り、飛行機にのり、新幹線に乗り・・・ 大変です。日帰り出来ない距離であれば、ホテル代まで加算されます。
交通費&チケット代&ホテル代・・・ せっかく来たから、グッズも買いたい・・・
しかし、実際パッション(情熱)があれば、毎週でも行く!という人がいる世界であることも事実です!
なんというパッション(情熱)!
なんという、ファイナンシャルアビリティー(財力)!!
そこまで何かに夢中になってみたいものです!
とはいえ私も、博多座まで「エリザベート」を観に、1人で高速バスと新幹線を乗り継いで行ったことあるけど!!
それぐらい、魅力的なんです「観劇」って。
今回の会場は「梅芸」 お席の運は・・・
「梅田芸術劇場のメインホール」 私は、A席を取っていました。
A席は9000円。舞台正面の2階の5列目。 A席の最前列?
つまり2階席の1列目から4列目は、まだS席(13500円)のお席なのです。
2階席4列目と5列目の間には通路があるので、前の人の頭が邪魔にならないだろうと思って、そこにしたのに!
のーーー!! ( ;∀;)
通路を挟んだ先にいるおばちゃんで見えない!
私はどうやら自分が思ってるより小さいんやーーーー!!
しかも、おばちゃんの隣に座っている旦那さまってば、帽子を脱ぎやがらなかったんや!!
ハゲてるのね?? ハゲてるのね!?
ハゲが何だ!!誰もあなたの頭など見てないわっ!!脱げ!
さらに、オバちゃんは7人くらいの集団で来ていたようで、何やら舞台中にメッセージを伝言ゲームのように、オバちゃんからオバちゃんへ伝えるため頭が動いて行く・・・・
私の視界が次から次へとふさがれる・・・
しかも、やはり2階席ともなると、舞台から物理的な距離がありますので、オペラグラスを覗かないと、俳優さんの顔はハッキリと見えません!
だから、ずっとオペラを覗きっぱなしでした。それで、目も疲れたのね!!
私、普段は裸眼でハイビジョンなもので!!
オペラを覗いたところで、舞台中央に見えるのは、前の座席のオバちゃんの頭のみ!
主役の井上芳雄さんや夢咲ねねさんが舞台中央で歌ったり踊ったり、イチャコロするのも、ほぼ9割見えなかったよ(T0T)
舞台の上手と下手の動きはよく見えました。しかし、中央はオバちゃんの後頭部!!
のーーーーーー(´Д⊂ヽ
というわけで全然、ストーリーに入り込めなかったよ!!
しまいにゃ、頭痛がひどくなり、薬を飲んで後半は挑みました。
とこのように、どれだけお金を払おうとも、自分の席以外の人選は出来ないので、そこばかりは「運」まかせ。
渚あきさんは、見れた!
しかしですね、私の好きな渚あきさんは、しっかりと見えたので良かったです!!メインではデイジーの母親役でした。
それ以外のシーンでもアンサンブルとして、あちこち登場してて、彼女をオペラて追う3時間を過ごしました❗
いやむしろ、そもそも彼女を観に行っただけのような、そんな感じです!!
すごく可愛かったわ!! 造形の違いは別にして、あの方のように歳をとりたいと思う。
おかげで、舞台の背後でも、俳優さんは細かく演技をしていらっしゃるのだな~ということにも、しっかりと気づきました。
一回しか観ないと、真ん中とかスポットライトが当たっているところに、どうしても目が行きがちですが、それ以外の場所でも、しっかりとそれぞれが、役者としてその舞台のその場面を作り上げているのですよね。
それぞれの心意気や気持ちを、その場で一緒に感じられるのが、観劇の良いところだと思う!!
そして、何度も観にいきたくなる理由でもあると思う!!
毎日その場で演技するわけなので、毎日少しずつ違っていて、それが面白いよね。
ハプニングとかもあったりしたら、余計にやめられないとまらない!
本当は、私ももっと観たい!
今後、私が観劇を楽しむには・・・
私の「運」と「身長」と「経済力」・・・せっかくの観劇を快適で感動的なものにするためには、どうしたらいいだろう。
私の「運」が関係しているのか「身長」が関係しているのか・・・
どこの席を取っても、結構な確率で前の人の頭で、大事な部分が見えないことが良くあるように思うので、たぶん、身長のせいだと思う!153センチ!
自分が見えないからと言って、前のめりになったり、ごそごそ体を動かしたりすると、後ろの人の迷惑になるのでダメです。
なので出来るだけ前の方の席を取りたいと思うと、お高いお席になるので、最終的には、経済力がモノをいうわけです!
もう、身長は伸びない!!
財力を伸ばすしかない!!私、がんばる!